うつ病の原因とは

医学的にはうつ病の発症の原因は、脳の中にある神経伝達物質のバランスが乱れて、うつ病を発症するというのがメカニズムです。うつ病というのは、症状とすると憂うつ感とか無気力な状態が長期間継続しており、これが回復しないで、日常生活にまでもどうしようもなく支障が生じている病気のことです。

うつ病理解の傾向としては、今でも非常に多くの人がうつ病の上記の症状を気持ちの問題として理解していることです。つまり未だに、気の持ちようとか意志の力が弱いのだとか考えている人が多数という訳です。そして、うつ病を発症する人は概して真面目で正直な人が多いと言われています。そのような人はやる気が出ない状態を自分の気持ちのせいだと思いこんで更に焦ってしまい、いろいろな無理をして、かえってうつ病症状を悪化させてしまいます。

ある人がうまいことをいいました。うつ病とは非常に簡単に言うと、その人の心の燃料・ガソリンが切れてしまって、どうしても元気がでなくなった状態だと言うのです。言い得て妙です。ガソリンが切れた状態では車は走れません。それと同様に本来はこのうつ病の状態では人間は動けないのです。しかし無理矢理に本人も周囲も動かし続けようとして、結局は車自体を壊してしまうのです。つまりうつ病が悪化し続けるのです。

心や身体様々な症状は心のガソリンが切れているうサインです。ですから、これらの症状を無視して無理すると人間の身体は動かなくなるのがむしろ自然な反応なのです。うつ病によって意欲減退、やる気が出ないといった状態の継続は、心が弱いとか甘えているといったこととは根本的に違うという事です。

ちょっと専門的に言うと、さまざまなストレスによってセロトニンとかノルアドレナリンといった脳内の神経伝達物質の働きが阻害されて、うつ病が発症するのです。聞き慣れない物質ですが、セロトニンとかノルアドレナリンというのは、脳の中でも特別に人間の意欲とか活力伝達をつかさどる働きをしています。この働きが阻害されて悪くなると憂うつ感や意欲減退を引き起こし、うつ病の症状が発現するのです。

ですから逆に、うつ病の治療としてはこれらの脳内の神経伝達物質のバランスの乱れを正常に修正することで、うつ病の改善や治療は可能と言えます。様々なうつ病の薬を医師は処方可能なのですが、あくまで個人差のある病気ですから、しっかりと患者と医療機関の連携をもった治療が効果的と言えます。

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